毒霧はプロレス技で最も神秘的な技ではないでしょうか。
グレートムタやタジリのように、上手く毒霧を吹きたい!
プロレスファンなら、お風呂場で毒霧の練習をした経験が一度くらいはあるのでは?
意外と知らない毒霧の成分や仕組み、毒霧の吹き方や作り方をご紹介します。
毒霧の液体の成分は?
毒霧の効果は、浴びてしまうと目に激しい痛みを伴い、一時的に視界がふさがれてしまうといったところ。
「毒霧の液体成分は危険な物質」と噂されています。
匂いも強烈で、「腐ったオニオンスープのような臭い匂い」とも表現されます。
毒霧の色は多数あるんですが、基本的には緑・赤・黒などが多いです。
さて、毒霧の液体の成分はいろんな説があるんですが、たとえば
- アンモニア水
- ニンニク
- 玉ねぎ
- 炭酸水
- 食紅
- わさび
などではないかと噂されています。
魔界の住人であるグレート・ムタは、体内で毒の成分を生成しているとも言われてますしね…
とはいえ、毒霧の成分は本家のグレート・カブキが「食物が材料」と、ぽろっと喋っちゃってます。
実際のところ、毒霧の液体成分は食用色素(着色料)で色付けされた水、もしくは粉末ジュースの粉であるとされています。
現在は技術の進歩で着色料の色も濃く調整できるようになり、水は使わずに唾液で粉末を溶かす方法が多用されているそうです。
毒霧の中身は危険な物質ではなく、安全なものってことが分かりましたね。
毒霧の仕組みはレフェリーが鍵を握る
毒霧を吹く前に、口をもごもごさせたり、指を喉に突き刺すようなアピールを行うことがあります。
毒を体内で生み出してる感が強くなる演出ですね。
実際の毒霧の仕組みですが、グレートカブキは「ゴム風船の中に毒霧の液体を仕込み、直前に噛み切って吹く」と話しています。
また、小さなカプセルの中に毒霧の液体を入れておくという説もあります。
プラスチック製のカプセルだったり、ラテックスカプセルを使う選手もいるそうです。
ラテックスカプセルっていうのは、人工イクラや人工たらこを作る時にも使われるそうです。
毒霧を仕込んだカプセルや風船は、試合の展開によって口に含むタイミングが変わります。
- グラウンドの展開が行われている時に、レフェリーがチェックをするふりをして、毒霧が仕込まれたカプセルを手渡しする。
- ダウンしている時、レフェリーがチェックをするふりをして、毒霧が仕込まれたカプセルを手渡しする。
- 対戦相手がアピールし観客の視線を集めている時に、レフェリーが手渡しする。
- 場外乱闘の時に発生するゴタゴタの時に、セコンドやレフェリーが手渡しする。
基本的には上記のパターンが多いです。
レフェリーが渡すパターンの時は、レフェリーの手がグーに握られているかどうかに注目してみてください。
2017年3月11日に行われた、「NEW JAPAN CUP 2017 1回戦」 棚橋弘至 VS EVILの試合では、ダウンしているEVILにマウスピースを渡すふりをして、海野レフェリーがEVILに毒霧を手渡しする様子がはっきりと確認できます。
毒霧とは違いますが、バラモン兄弟は墨汁をそのまま口に含み、ミストとして使用していますね。
ケンドーカシンは、ペットボトルに毒霧の液体をそのまま入れて、観客の目の前で口に含んで吹きます。
使い手によって毒霧にも色んな方法があることが分かります。
毒霧の作り方を動画で解説
毒霧の作り方を解説している動画があるので、ご紹介します。
動画で使われている着色料は、スーパーなどの食品売り場で簡単に手に入ります。
ネット通販でも300円程度で手に入れることが可能です。
毒霧のやり方(吹き方)は?
毒霧のやり方にはコツがあります。
まずは水を口に含んで練習するのがいいでしょう。
ポイントとしては
- 液体は口いっぱいに含まない(ペットボトルのキャップ1杯分でも十分)
- 下唇を上唇より前に出す(唇は尖らせない)
- 息をフーと吹くのではなく、ブーと唇を震わせるイメージで吹く
- この時、前に飛ばすより上に向かって吹くようすると綺麗な霧になる
- 吹く時は一気に!
毒霧を吹く時の一番のポイントは、液体の量です。
多ければいいってものではなく、少ない量の方が綺麗な霧になります。
何度も練習を重ねれば、細かい毒霧を吹くことができるようになるでしょう。
練習した成果を発揮できる場所は限られてきますが、ぜひ毒霧を習得してみはいかがでしょうか。
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