新日本プロレス、2018年の1.4東京ドーム大会のダブルメインイベントにラインナップされた、「ケニーオメガvsクリスジェリコ」の一戦。
世界中から注目されている試合ですが、両者の希望により「ノーDQマッチ」で行われることになりました。
「ノーDQマッチ」とは一体どんな意味なんでしょうか?
ノーDQマッチとは?
「ノーDQマッチ」って、日本のプロレスしか見ていない人には、あまり馴染みのない試合形式かもしれないですね。
WWEやDDTなどでは時折行われる試合形式ですが、新日本プロレスでは珍しい気がします。
DQは「disqualification(ディスクォリフィケーション)」の略で、日本語にすると「失格」という意味です。
つまり「ノーDQ」とは、失格なしの試合。
プロレス的には「反則裁定がない試合形式」ということになります。
新日本プロレスの反則裁定を知っておこう!
反則裁定とは、具体的にどんな行為を指しているのか。
新日本プロレスが制定している「プロレスリング競技者規約」で、反則行為について触れられている部分があるので、引用します。
第三章 競技者の禁止事項
第一条
すべての競技者は次に定める禁止事項(反則行為)を犯してはならない。一.体のいずれの箇所をもナックルパート(正拳)で殴打してはならない。
二.頭髪、トランクス(タイツ)を掴んではいけない。
三.指で目を突く、鼻を掴む、口の中に手を入れる、耳を引っ張る、噛みつく等をしてはならない。
四.股間の急所を握ること、蹴ること、殴ることはならない。
五.手、足の指を掴む場合は、三本以上でなくてはならない。
六.爪先でのキックはいかなる箇所にも許されない。肘、膝の鋭角的攻撃も許されない。
七.関節技に入って競技者がギブアップの意思表示、もしくは失神した場合は、相手競技者はブレークする。またはレフェリーはブレークさせねばならない。
八.競技者の体の一部がロープに触れている場合、相手競技者はブレークする。またはレフェリーはブレークさせねばならない。
九.リング内外を問わず器物(試合進行の妨げとなる危険物)を使って相手競技者に危害を加えてはならない。
十.故意に相手競技者を場外フェンスにぶつけてはならない。
ノーDQマッチは、以上の反則行為を試合中に行っても反則負けになることがない、大変危険な試合形式なんです。
ジェリコが福岡でケニーをベルトで殴打しましたよね。
通常の試合では即反則負けとなる行為ですが、ノーDQマッチでは反則を取られることはありません。
ナックルや椅子で殴ろうが、ラダーを使おうが、テーブルを持ち出そうがOK。
ケニーオメガは路上プロレスも得意としていましたし、ハードコアマッチの経験もあります。
クリスジェリコもWWEでノーDQマッチを戦った経験もありますし、画鋲が散らばったリングに叩きつけられるなど、ハードな試合もこなしています。
クリスジェリコvsケニーオメガの一戦は、流血必須の凄惨な試合になる可能性が高いでしょう。
私はクリスジェリコファンなので、ジェリコのUS王座奪還を期待しています 笑
試合展開的に、ヤングバックスの介入がキーポイントになりそう。
ジェリコ側にケイオスのメンバーが付くと、今後の展開も拡がっていくんじゃないかと思いますが、一体どうなるのやら。
スポット参戦でいいので、ジェリコの継続参戦を期待したいですね~
コメントを残す