新日本プロレスで活躍しているSANADAの得意技にもなった「パラダイスロック」ですが、元々はミラノコレクションA.T.が使用していました。
ルチャリブレでは、歴史的に長く使われていた伝統的な技だそうです。
パラダイスロックの見た目は非常にシュールなんですが、やられている相手にとっては屈辱的で、結構な痛みが走るそうです。
見ている方からすると、パラダイスロックのかけ方は分からず、しかも痛みも伝わりづらく、本当に外れないのかさえ疑わしく思えるのではないでしょうか。
そこで今回は、パラダイスロックのかけ方や痛み、本当に自力では外せないのか、パラダイスロックの真相に迫っていきたいと思います。
パラダイスロックのかけ方を徹底解説
パラダイスロックはシュールな技であることから、ファンの関心も高いです。
動画共有サイトに、パラダイスロックの実践動画を投稿する方も出てきています。
パラダイスロックのかけ方は以下の通りです。
- 仰向けに倒れている相手の左腕を下、右足を上にして交差させる
- 右足の足首辺りに相手の右腕を乗せる
- 相手の左の膝裏辺りで右手首を押さえる
- ひっくり返せば「パラダイスロック」の完成
以上がパラダイスロックのやり方になります。
この記事を読んで、早速パラダイスロックに挑戦してみようと考えるかもしれませんが、あくまでもプロレス技です。
怪我を避けるため、お互い同意のうえで身体状況や場所等、安全上の注意を厳重に払って試すようお願いします。
パラダイスロックは本当に解けないの?
パラダイスロックがかかっている間、かけた選手は相手から離れていることもできます。
相手は自力で外そうともがくが、身動きが取れない…
そんなシーンを見たことがありますよね。
「パラダイスロックは本当に解けないの?」と疑問を持つかもしれませんが、パラダイスロックは簡単に外れないようになっています。
裏返された時に、膝裏で手首を抑えた状態になるのがポイント。
自分の体重が両腕にかかってしまい、自重によってロックが極まっている形になるのです。
パラダイスロックという技を見せるためのパフォーマンスとして、あえて外さないのではなく、本当にもがいてももがいても外れないのです。
パラダイスロックは本当に痛いの?
「パラダイスロックは身動きが取れなくなるだけで、本当は痛くはないんじゃないの?」という意見もよく聞きます。
パラダイスロックで裏返され極まることによって、膝裏に挟まれた腕が締め付けられます。
本家のミラノコレクションATは、さらに足首を捻り上げて威力を高めています。
プロレスラーは一般人よりも体重がはるかに重く、腕や足の筋肉が発達しています。
そんなプロレスラーがパラダイスロックをかけられれば、簡単に外れるわけないですし、絡まった腕や足にかかる体重も重くのしかかり、激痛が走るわけです。
パラダイスロックの外し方
相手に一度極められてしまうと、自力では外せないと言われるパラダイスロック。
SANADAは、パラダイスロックをかけた相手にドロップキックをし、転がすことで外しています。
うつ伏せでいる限り、絡まった腕や足を抜こうとしても動けない状況です。
自力で転がればいいのではないかという指摘もありそうですが、転がるにも手足の筋肉が利用必要です。
両手両足が絡まって自由を奪われている以上、転がって自力で外すことも困難と言えます。
友達にパラダイスロックを一度かけたら、放ったらかしにしないで、優しく転がしてあげましょう。
プロレスラーじゃない素人にはドロップキックは厳禁。
ちゃんと素手で相手の体をゴロンと転がしてあげましょう。
まとめ
パラダイスロックは、一度かけると相手は自力で身動きが取れず、プロレスラーなら筋肉の重みも働いて痛みを味わうことにもなる拷問技です。
パラダイスロックに限らず、プロレスで使われる技はプロレスラー同士による鍛えられた技術があるからこそ成立するものです。
基本的にはプロレスラーでない人が安易に真似をするものではありません。
パラダイスロックに関しては、シュールな見た目で、痛みを伴う可能性はあれど、他の技と比べて怪我を連想させるものと言えないのも確かです。
それでもプロレス技はプロレス技ですので、友達にかけるときは決して強要ではなく、当事者間の同意のうえ、互いの身体状況や場所等に注意を払ってやるようにしましょう。
一度かけたら優しく転がして外してあげてください。
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