マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンの兄弟タッグ「ヤングバックス」は、世界でも注目を集めているタッグチームです。
2018年1.4東京ドーム大会では、新日本プロレスのIWGPjrタッグを歴代最多の7度戴冠したことでも話題になりました。
この記事では、ヤングバックスの得意技や掛け声、ヤングバックスの見分け方をご紹介したいと思います!
目次
ヤングバックスとは
ヤングバックスとは、「マット・ジャクソン」と「ニック・ジャクソン」実の兄弟である二人による、タッグチーム名です。
マットが32歳のお兄さんで
出典:ROH
ニックが28歳の弟です。
出典:ROH
一見すると双子のようにも見えますが、年齢は4歳も離れています。
ヤングバックスは、世界中のプロレス団体を渡り歩いて数々のタイトルを獲っています。
新日本プロレス、ROH、ドラゴンゲートUSAなど、世界各国の団体でタッグタイトルを獲得している、売れっ子タッグチームです。
IWGPジュニアタッグは7回の最多戴冠数を誇ります。
ケニーオメガとヤングバックスは「THE Elite(ジ・エリート)というユニットも結成しており、各国で活躍しています。
ヤングバックスの得意技
出典:ROH
ヤングバックスは、息の合ったコンビネーションを得意としています。
独創的でヤングバックスにしかできない動きが沢山あるので、ご紹介したいと思います。
モア・バング・フォー・ユア・バック
マットがファイヤーマンズキャリーで相手を抱え上げ、そのままコーナー付近にカミカゼで叩き付け、そこへコーナー上で待ち構えていたニックが450°スプラッシュ、続けざまにマットがムーンサルトプレスでフォールする技です。
タイミングばっちりでテンポの良い華やかな技ですね。
インディーテイカー
マットが相手をツームストンパイルドライバーの体勢で抱え上げ、ニックがスワンダイブで飛びつき叩き付けます。
スワンダイブ式の450°スプラッシュの場合は、「メルツァードライバー」と名称が変わります。
マットが相手を抱え上げたと思ったら、ニックが思いもよらないところから飛んでくる、兄弟ならではの息の合った技ですね。
シース&ディジスト
マットがクロスフェイス、ニックがシャープシューターを同時に相手にかけるサブミッションです。
ハイフライムーヴが多いヤングバックスなので、珍しいサブミッションの合体技ですね。
スーパーキック
マットとニック共に多用するのがスーパーキックです。
二人で交互に相手がダウンするまで蹴り、ダウンしたら同時にスーパーキックを蹴り込む「アーリー・オンセット・アルツハイマー」という合体技もあります。
ヤングバックスの二人は、HBKことショーン・マイケルズの影響をかなり受けているようです。
ショーン・マイケルズの場合はスウィート・チン・ミュージックという名前でスーパーキックを使っていましたし、コスチュームのデザイン、二人で力こぶを作る決めポーズもショーン・マイケルズにインスパイアされています。
ヤングバックスの見分け方
出典:ROH
ヤングバックスは実の兄弟なのでよく似ています。
二人とも長髪でコスチュームも同じ、その上ハイスピードな試合をするので「あれ?今どっちだ?」と迷うこともしばしば。
どんな状況でもヤングバックスを見分ける方法を教えましょう!
見た目で見分ける
見た目で見分けるのは難易度が高いですが、マットとニックは微妙に違うところがあります。
いくつか挙げると
- マットは、もみあげをアゴまで生やしている
- ニックは少しタレ目である
- ニックは試合中にバンダナを巻いている
といったとこです。
出典:ROH
右がマットで、左がニックですね。
得意技で見分ける
二人とも同じような技が得意ですが、役割が決まっているので技を出す状況で見分けることができます。
マットは比較的パワーがあり、関節技でレスリングを組み立てる傾向にあります。
ニックはコーナーや場外への飛び技を多用します。
450°スプラッシュやスワントーンを行うのはニックなので、見分けやすいかなと思います。
ヤングバックスの掛け声は?
ヤングバックスの試合では、掛け声(チャント)がよく発生します。
ケニーオメガとのユニット「ジ・エリート」にちなみ、「ジ・イリー!ジ・ジ・イリー!」といった掛け声が上がります。
「ジ・エリート」をネイティブな発音で、「ジ・イリー」と言うのがポイント!
「ジ・エリート!ジ・ジ・エリート!」のように日本語英語だと恥ずかしい感じになるのでご注意を。
まとめ
ヤングバックスの魅力は、兄弟ならでは息の合ったプロレスや、個人の身体能力の高さなど色々ありますが、プロレスの考え方が突出しています。
プロレス脳ともいいますね。
リング内外での発言や表情の作り方も一流ですし、奇想天外な技が飛び出す試合なんかは何度見ても飽きません。
世界中で売れっ子なのも納得ですね。
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