新日本プロレスのヤングライオン「北村克哉」の最大の魅力は、黒くてデカい筋肉量。
セコンドに付いていても妙に目立っていますが、ヤングライオン杯で優勝するなど、実力も申し分ありません。
しかし、北村克哉には「ステロイド使用疑惑」という黒い噂もあります。
本当にステロイドを使っているのか、北村克哉の経歴から見てみましょう。
北村克哉にドーピングの過去
北村克哉は、1985年生まれの32歳。
高校、大学とレスリングをしており、専修大学に在籍中の2005年に全国学生選手権フリースタイル120kg級優勝、2006年に全日本選抜フリースタイル120kg級優勝、世界選手権にも日本代表で出場しています。
大学卒業後はFEG(K-1等の興行会社)に入社後もアマレスに専念し、2008年から2010年にグレコローマン96kg級で全日本選手権優勝し3連覇しています。
2011年も全日本選抜で優勝したものの、試合直後に義務付けられているドーピング検査で、陽性反応が出てしまいます。
約一か月後の再検査でも陽性反応が出たため、日本アンチ・ドーピング機構から、全日本選抜の成績の剥奪、2年間の活動停止という厳しい処分を下されました。
北村克哉は「意図的に禁止薬物を摂取した覚えはない」「海外から様々なサプリメントを輸入して服用していたため、それらの中に禁止薬物が含まれていたのかもしれない」と語っています。
日本アンチ・ドーピング機構も「意図的な服用ではないと推定している」という判断をしていますが、北村克哉にとっては苦しい時期だったと言えるでしょう。
ドーピング疑惑騒動後はジムのトレーナーをしていましたが、専修大学の先輩である馳浩のすすめで、プロ異種格闘イベント『巌流島』に参戦し、プロデビューを果たしました。
2016年1月3日、ディファ有明で開催されたプロレス祭りの公開記者会見にて新日本プロレスへの入団を発表。
新日本へ誘ったのは永田裕志です。
――今年に入ってからは若手との試合が続いてますけど…。
永田「そうですね、岡、北村(克哉)っていうのは僕が引っ張ってきた人間ですからね、そういうのを見なきゃいけないっていうのもあるんで。出典:新日本プロレス
そういえば永田もアマレスの全日本優勝者ですから、北村の素質を見抜いていたんでしょう。
ステロイドって?
プロレス界でよくいわれる「ステロイド」とは、アナボリックステロイド(筋肉増強薬)を指します。
塗り薬のステロイドとは違います。
日本では個人の所持と使用は合法とされています。
使用すれば短時間で筋肉を飛躍的に増強できるドーピングの一種ですが、血圧上昇やコレステロール値上昇を含む多くの副作用があることが知られています。
プロレスでは、ドーピングしたからといってベルト剥奪になるとか出場停止になるわけではありません。
プロレスはエンターテイメントの側面が強いため、見せるための肉体を手に入れるためにステロイドに手を出す選手がいるのは事実です。
ダイナマイトキッドのように、長期に渡るステロイド使用のために体がぼろぼろになってしまった選手もいます。
アメリカのプロレス界では小柄だったダイナマイトキッドは、ステロイドを使用し体を大きくしてのし上がっていきました。
「末期には馬用のステロイドを使っていた」と、自伝で触れています。
現在のダイナマイトキッドは60歳ですが、老人のような風貌で車椅子生活をしています。
現役中の椎間板の大怪我という別要因もありますが、ステロイドの副作用がダイナマイトキッドの体をボロボロにしたということは疑いようがありません。
プロレスラーがステロイドを使うのは自己判断であり自己責任ですが、将来を考えれば使わない方がいいというのが一般的な見解です。
北村克哉のステロイド使用疑惑の真相は?
北村克哉は、完成された体と過去のドーピング疑惑によって、現在もステロイド使用を疑われています。
北村克哉が32歳であることから、早く体を作りプロレスラーとして確立するためにやっているのでは?という見方もありますが、北村克哉がステロイドを使用していないのは明らかだと考えられるポイントがあります。
新日本プロレス所属の選手である
メジャー団体の新日本プロレスは選手の体調管理に厳しく、ステロイドの使用を許すはずがありません。
北村克哉は有望な若手ですし、ヤングライオンとして寮生活をしているのでステロイドなんて打つことはできないでしょう。
肉体の強さだけでなく、選手の歴史や人間性がファンに受けることを理解しているはずで、わざわざステロイドで体を壊してまで筋肉をつける必要はありませんからね。
北村克哉のトレーニング量
北村克哉のインスタグラムをチェックすると、毎日のようにトレーニングの様子がアップされています。
オフの日ですら筋トレしてます。
こんなに筋肉ばっかりのインスタも、なかなかありませんね。
2年ほど前からの写真がアップされてますが、すでにとんでもない筋肉量です。
現在は2年前よりトレーニングを重ねて体が大きくなり、筋肉がバキバキになっていきます。
食事をアップすることもあいますが、かなり気をつかっているようですね。
北村克哉はトレーニングを何年も続け、現在の肉体を作ったことは明らかです。
まとめ
北村克哉のステロイド疑惑にばかり触れてしまいましたが、パッと見ただけで説明不要の逸材です。
入場してきただけで会場がどよめきます。
実は天然なところがあり、入門早々に夕飯の買い出しに行くと自転車で高速道路に侵入してしまったという伝説も残しています。
愛すべきキャラクターだと思います。
マイケル・エルガンやKESなど、動ける大型レスラーが多いですが、北村克哉にはひと味違ったパワーファイターとして成長してもらいたいですね。
記事読ませていただきましたが、ステロイドを使用していないのが明らかだというのは、あくまで希望的推測で言えないと思います。新日本がドーピング検査を行って使用したレスラーは所属や試合をさせないというルールがあるなら別ですが。
私もプロレスが好きですし、特に北村選手が嫌いとかそういうことはありませんが、薬物に頼らずナチュラルな鍛錬によって鍛えた肉体と精神のぶつかり合いが本来の魅力だと思います。
それに新日本プロレスはキングオブスポーツを自称していますから、プロレスはショー的要素もあるものの、もしアスリートとして基本のドーピングやステロイドが行われているとしたら、スポーツの自称はやめるべきです。
北村選手がドーピングをしているという確証もありませんし、現在はしていないのかもしれません。
(ただ、ドーピングの効果は10年などかなり長期持続し、海外のスポーツ選手では試合前の陽性を免れるため、若い頃に使用して基礎筋力を上げるということも行われていると水泳選手が記事で語っていました)
アメリカなどでは10代のドーピング使用が問題になっているそうです。
なので、今回の記事のドーピングはしていないの明らかというのは、適切な表現でなくせめて寮にいるからしずらいと思うなどの表現が適切だと思います。
長文すみません、ダイナマイトキッドやペガサスキッド(クリスベノワ)、二代目ブラックタイガーのエディゲレロなど薬物の影響もあると言われている不幸な出来事はプロレスで今後起きてほしくはありません。
その気持ちもあり投稿させていただきました。